的確に見定めるなら「3」つの立場で考えよう!
コロナウイルスのオーバーシュートが現実的に恐れられる事態となってきましたね。毎日のように報道ではさまざまなニュースが流され、さまざまなSNSでも、多くの考えや情報が拡散されています。また、それらのニュースや情報からは合理的と考えられないような、さまざまな人々の行動も報道されています。人々は現在の状況やさまざまな情報から、どのような判断に基づいてそれぞれの行動に至っているのでしょう。
前回のブログで、次は「『一人ひとり、それぞれのためになるものを見定める』とはどのようなことか」というところをお話ししようとお伝えしていました。「見定める」とは「判断」「評価」と言い換えることもできます。そしてそれらの「判断」「評価」は一人ひとり違うものだと思われることもあります。なぜなら「個性」「自由」というものが一人ひとりにあるからだ、というふうに論じられているからです。
では、突然ですが「客観性」とはなんでしょう。
一人ひとりの「個性」「自由」が違うものであることを根拠に「判断」「評価」が違うものであることを許すなら、誰が判断、評価したものに対しても、対立的に批判をするべきではありません。それは相手の「個性」「自由」を奪う可能性があります。しかし、それが正しいわけではありませんよね。相手の「判断」「評価」を受け入れることが、自分の「個性」「自由」を奪われる可能性もあるからです。それを許すわけにはいかないこともあるはずです。コロナウイルスの危険性が増している今、人々の自由な行動・経済活動が普段通りにすべて許されるなら、コロナウイルスの危険性を高める事態を招く可能性もあるわけです。誰かが「安全だ」と判断したからといって、その人になんでもしていいと言ってあげられないのも事実です。
すべての「判断」「評価」には 客観性 が求められます。自分が判断、評価したものを、相手に受け入れてもらうためには、主観的な「判断」「評価」ではいけません。時には対立を引き起こす場合もあります。それは「判断」「評価」をされる側にも言えることです。自分に下された「判断」「評価」が適切なものではないと思えても、その感情が主観的なものであり、客観的な「判断」「評価」を受け入れられなくなっている場合もあるからです。
では、なぜ人々は「主観性」に引きずられてしまうことがあるのでしょうか。前回のブログで「自分の感覚は信じてください」と述べました。しかし「自分の感覚 だけを 信じてください 」ということとは違います。
「確証バイアス」という言葉をご存じでしょうか。確証バイアスとは「認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。」というものです。
平たく言うと「たくさんの情報・証拠を集めているが、それは自分の主観を強固に証明するためで、その結果として自信過剰に陥って、頑なに他の考えを受け入れない態度を作る」ことです。
前回のブログにあげた「役に立たない経験則」もこの一種です。偏った経験を積みすぎて、確証バイアスに陥り、その人のモノサシに適わない人を非難してしまう態度を作ってしまっているのです。コロナウイルスに関しても、当初は、感染スピード・年齢・致死率などを根拠に「安全だ」と判断した人が多かったことでしょう。しかし、現実には現時点でパンデミックに陥っています。それにもかかわらず、密集した環境、密閉した場所、密接した距離を怖がらない人々は、確証バイアスに陥っている可能性があります。
「みんながやっているから」「みんなが言っているから」という考えも、実は極めて危険です。民主主義の中で教育を受け「多数」=「客観的」という考えを持っている人々もまた「多数」かもしれません。しかし今、これだけ多くの人が密集・密閉・密接を怖がっていないのです。多数が同じ確証バイアスに陥っているとしたら、それはもう客観性ではありません。それは、密閉された「ムラ社会」です。そのムラの外では通用しない確証バイアスに陥った、世界・視野の極めて狭い人が、たくさん寄り集まっているにすぎません。残念ながら、キャリアコンサルタントの中にも確証バイアスに陥りがちな人々は、少なからずいます。そして、職場の上司、先輩、学校などの先生、社会全般の指導者と呼ばれる人たちにもです。ある職場が確証バイアスに陥った集団で成り立っているなら、それは「ブラック企業」となる可能性は高いです。政治・企業・学校・組織・団体の中枢が確証バイアスに陥った集団で形成されているなら、その集団において公共の利益は損なわれます。
だから「自分の感覚は信じてください」。ただし「自分の感覚 だけを 信じる」ことは決してしないでください。
そのために「役に立たない可能性」に目を向けることはとても有意義です。「役に立たない可能性」に目を向けるメリットは、
- 「相手の主観」から抜け出す「方法」を考えるきっかけを作る。
- 「自分の主観」から抜け出す「方法」を考えるきっかけを作る。
- あらゆる「方法」を考えるために必要な「知識」や「経験」という「情報」を集めるきっかけを作る。
ということです。何かが役に立たないと感じると、別の方法を探すことでしょう。その積み重ねが、たくさんの「情報」を集める行動につながっていきます。それらの情報に基づいて、たくさんの方法が生み出されていきます。その行動の循環を作りましょう。ただし、「役に立たない可能性」に目を向けることは、あくまで「主観」から抜け出すきっかけを作るにすぎません。「相手の主観」=「客観」ではないことは「多数」=「客観」ではないことと同じです。また「自分の感覚」=「自分の主観」でもありません。誰でも「自分の主観」に確証バイアスを含んでいる可能性は、非常に高いといえます。そこで特に「自分の感覚」から確証バイアスを生みださないように、確証バイアスを含んでいるかもしれない「自分の主観」からは抜け出しておけるように、自分の目線を向けておくことは重要です。
では、「客観性」とはなんでしょう。「客観」とは一般的に「観察・認識などの精神活動の対象となるもの。主観から独立して存在する外界の事物。客体。当事者ではなく、第三者の立場から観察し、考えること。また、その考え。」と意味づけられています。つまり「客観的に考える」という言葉が意味しているのは「自分の考えからも、相手の考えからも 独立した立場 から、観察して考えること」です。
ですから、客観的な「判断」「評価」とは、自分の考えではあってはなりません。相手の考えでもあってはなりません。場合によっては、どちらも間違っている可能性もありますし、どちらの考えも尊重しないと成り立たない可能性もあります。「たくさんの情報・証拠を集めて、それを基に、自分の主観が確証バイアスに陥らないように、相手の主観 を観察して考えることも取り込んで、さまざまな人 が受け入れられる判断・評価を見定める」ことです。そのようにあなた自身にしっかり見定めてほしいのです。また、あなた自身に見定める力を身につけてほしいのです。その力の基になるのが「知識」や「情報」です。
また「勉強」「学習」という行動の本質は、この力を身につける行動のことです。それは、学校教育も、受験勉強も、社会人教育も、すべて同じです。そして、この本質を見落とさずに行動できている人は、内外にどのような障害があったとしても、社会的地位とは関係なく、必ずトップをひた走っています。
つまり「的確に見定めるために意識する『3』つの立場」とは、
・自分の感覚
・相手の主観
・客観性
ということです。ちなみに、いろいろな物事を見て、考えるときに「3」という数を意識すると、観察や情報収集がかなり正確になります。
もちろん、この「真実」を否定する人々も少なくありません。確証バイアスに陥って「自分の主観」に囚われれば「客観性」とも対立するからです。しかしその人々は、対立した「客観性」を「相手の主観」だといって非難し、「自分の主観」をさも「客観」であるかのように論じます。それが「多数」や「権利」「権力」であれば尚更です。
世の中にはいくら客観的に説明しても、いくら相手の立場に立っても、平行線から抜け出せず分かり合えない人もいます。確証バイアスに陥っている人は、いくら分かり合おうとしても、こちらをわかってくれることはありません。わかったフリや「いいね!」をすることはあっても、あなたを受け入れることはありません。確証バイアスとはそういう傾向・態度です。確証バイアスはその危険性から、いじめも生みます。虐待、DV、ハラスメントも生みます。モラル・ハラスメントが典型的な例です。それらが「多数」で行われれば集団いじめになります。確証バイアスは、暴力を生むほどの攻撃性を持っています。
ですから、あなたがそういう人と関わり、そういう集団に属さなければならない理由は、まったくありません。企業・学校・組織・団体、どこであっても、そういう相手からは逃げましょう。そういう集団からは抜け出しましょう。どのような大企業であっても、どのように安定して見える組織であっても、客観性を見失った人・集団は、市場の状況、社会の需要、多くの数字でさえも見誤り、いずれ信頼も経営も破綻します。そんな危険でもろい人・集団に、あなたが時間を奪われ、将来を振り回される義務はありません。
あなたさえ確証バイアスに陥っていなければ、あなたがいきいきと活動できる環境は、必ず見つかります。あなたがいきいきと学習し、勉強を積み、確かな力を身につけることができる環境は、必ず見つかります。ですから、誰かの確証バイアスに振り回されることは、もうやめにしましょう。あなたの感覚を信じてください。
そして「一人ひとり、それぞれのためになるものを見定める」とは、
・「役に立たない可能性」にも目を向けること
・「相手の主観」に振り回されない「知識」と「情報」を持つこと
・あなた自身があらゆる確証バイアスに陥らないこと
ということです。
H.R.Co-opが「『独立』した『創造型』キャリアコンサルティング」を提供しようとするのは、その「客観性」の担保があなたにとっての「いきいきと活動できる環境」「いきいきと学習し、勉強を積み、確かな力を身につけることができる環境」を提供するために、絶対に必要だからです。ただし、一人ひとりに必要な知識・情報・環境・方法は、まったく同じものは一つとしてありません。H.R.Co-opはそれぞれに必要な「方法」「知識」「経験」を提供したいので、ぜひ「1on1対話」をご活用ください。社会人であっても、学生・生徒・児童・幼児であっても、あなただけの利益を確かに創造するキャリアコンサルティングサービスを提供します。
これからのブログでは、そういった個別的・具体的な内容の基盤となっているような事柄についての単発の記事を大半に、お話をさせていただこうかと思います。しかしそれでも「では、一人ひとりにどう実践していくのか」は確かに違ってきます。ですから、ぜひお問い合わせください。
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