制定:2020年2月5日

企業理念

Honesty and integrity
Recreate the value .

ー 誠実と公正が、価値を再創造する。

 現代はさまざまなサービスや情報があふれ、便利な時代にはなりました。デジタルテクノロジーの進化に伴い、将来は人々が携わってきた多くの職業・業務が機械に取って代わられると予測されています。しかし、そのさまざまなサービスや情報が、はたして人々の利益や利便性を最大化できているかどうか、デジタルテクノロジーの進化が公正な経済活動の成長を促すことができているのかどうかには、疑問が残ります。

 現に、人々から発信される情報には、不安感や不信感から生まれる言葉が少なくありません。それは、さまざまな企業・学校・組織・団体が提供しているサービスや情報が、それぞれの立場自身の利益や利便性を最大化することに偏り、その提供するサービスや情報が、場合によっては、人々の利益や利便性、信頼感、安心感を損なっているという側面からきていることは否定できません。

 H.R.Co-opは、人々の不安感や不信感に誠実に向き合い、公正なサービスや情報を提供することを通して、人々の利益や利便性を最大化する事業です。そして、誠実で公正なサービスや情報、それぞれの信頼感や安心感を支えあいシェアするコミュニティ事業です。

 それは、人々が安心して生活し、働き、学び、支えられて、自己実現を目指して生きていく上での「人が生きる拠点・基盤づくり」事業です。

 確かな基盤として、人々に信頼され安心を提供できるサービスや情報が拡がることは、それらのサービスや情報の価値を再創造することでもあります。顧客からも、従業員からも、確かな信頼を獲得した企業・学校・組織・団体が発展することは、人々の確かな利益や利便性を高めることでもあります。

 H.R.Co-opは課題解決にとどまりません。一人ひとりを確かに支えるために、企業・学校・組織・団体から独立性を確立した場所でありながら、一人ひとりが必要としているさまざまな人・場所につながることを両立した、創造型キャリアコンサルティング・教育キャリアデザイン事業です。

存在意義

Hub of Reliance

ー 信頼の拠点

 人がひとりでできることには限りがあります。だから、信頼しあえるさまざまな人々や、絶対の信頼を置ける人と、関わりながら生きていきたいと願います。しかし、現実には「信用」という契約にも似た人間関係の中で、自分の信用を損なわれないように、他者や企業・学校・組織・団体などを信用することで損をしないように、不安感、不信感を抱えながら、それを表に出さないようにしながら生きている人々が少なからずいます。また、信用が破綻したために人間関係が破綻した人々がいたり、そのような事態を引き起こした企業・学校・組織・団体があったりと、少なからずしています。

 H.R.Co-opは、だからこそ、まず、「人々に確かに信頼を寄せてもらえる誠実さと公正さに則ったサービスと情報」を提供します。

 また企業・学校・組織・団体もその単体だけではできることには限りがあります。だから、信頼しあえるさまざまな人々や、信頼を置けるさまざまなビジネスと、関わりながら生きていきたいと願います。むしろ、弊社は「キャリアコンサルティング」「教育キャリアデザイン」が軸である事業であることからも、信頼しあえるさまざまな人々同士や、信頼を置けるさまざまな企業・学校・組織・団体との「つなぎ目」に位置して、誠実に公正に両者と関わり、信頼感や安心感を創りだす仕事が、H.R.Co-opの本分・使命であると考えます。

 H.R.Co-opは自らの存在意義を、「人々の信頼と信頼とをつなぐ拠点」として、信頼感や安心感を創りだす人間関係、コミュニティを築くことにあると考えます。

 また、国家資格キャリアコンサルタントには「倫理綱領」が定められています。繊細な個人情報を扱う職業だからこそ、守秘義務・人権擁護は、当然絶対の徹底をします。また、様々な職業の専門性を熟知するからこそ、必要な専門家と確かな信頼に則った連携をします。皆様の可能性を拡げるために、創りだすために、国家資格を持つキャリアコンサルタントが創る、安全かつ開かれたコミュニティを、ぜひご利用ください。

「H.R.Co-op」ビジョン

Helping people Realize the value of being human .

ー 人々の助け合いが、人間の価値を実現する。

 人間が助け合いながら働きかけ、生みだす仕事からこそ、人間が仕事をする価値、人間が関わりあう価値の向上を生みだし、経済活動を活発にさせることができると、H.R.Co-opは考えます。なぜなら、それこそICT・AIなどデジタルテクノロジーの利便性が及ぶことができない仕事であり、人間同士だからこそ利益をお互いに与え合うことができるからです。それが、人間の魅力をいきいきと感じさせ、誠実で公正な経済活動が活性化する社会の実現へとつながると、H.R.Co-opは考えます。

 現代はAIの進化に伴い、将来は多くの職業・業務がAIに取って代わられると予測されています。デジタルテクノロジーの進化は確かに目覚ましく、皆様にご覧いただいている弊社ホームページもまた、デジタルテクノロジーの英知を活用してお届けしています。しかし、デジタルテクノロジーで補完可能な仕事のいくつもが未だに世界中で人間の手によって行われ、デジタルトランスフォーメーションが滞っている企業・学校・組織・団体が少なからずあります。それは、導入費用の問題だけでなく、人間の尊厳・生命倫理の問題だけでもなく、人間同士で関わりあうことにある価値を、デジタルテクノロジーが奪いきれない証拠でもあると考えます。たとえば芸能でもAIの導入は進んでいます。CG・AIにパフォーマンスをさせるにとどまらず、もう聴くことができなくなった歌い手の新曲まで発表されました。それでも、生身の人間が表現する世界に感じる魅力が、色褪せているようには見受けられません。芸能だけでなく、スポーツ、文学、囲碁・将棋など、人間が魅力を生みだし続けています。

 たとえば、教育、介護、営業、カウンセリングなどではどうでしょう。デジタルテクノロジーが急速に発展し活用されている業界ですが、そのサービスを受けるときに、生身の人間の魅力がほぼ感じられない世界になったとしたらどうでしょうか。そのサービスは必要に迫られ購入せざるをえないサービスであるかもしれませんが、はたして欲しいと思う、購入したいと思うサービスであり続けるでしょうか。そうなった頃に機械ではなく人間が提供するサービスを選ぶと、高価になるかもしれません。それでも人間同士で関わりあうサービスに魅力を感じ、購入したいと考える人は少なからず存在するでしょう。

 またたとえば、ある業界で、デジタルテクノロジーの導入・運用に費用がかかったり、デジタルトランスフォーメーションが人間の業務を取って代わるなどの理由で、人間の労働者に支払われる賃金がますます減り続けるかもしれません。すると、生身の人間の労働者たちがその業界で働き続けることは困難になります。それでは、その業界のサービスに人間の魅力を感じなくなった先に、ニーズはどのくらい残るでしょうか。また、機械に購入代金を支払い続けた結果、人間同士での経済活動はどうなっているでしょうか。従業員でも、顧客でも、人間の経済活動は、いくら貯金を頑張ってみても、ますます冷え込むかもしれません。

 デジタルテクノロジーは、あくまで人間の道具です。デジタルトランスフォーメーションは、あくまで人間の手段です。それらを活用してもなお、人間が助け合いながら働きかけ、生みだす仕事こそ、人間同士が人間の魅力を感じあうことのできる経済活動であり続けるでしょう。そのような経済活動がさらに、人間同士が関わりあう価値、生身の人間が仕事をする価値の向上につながる循環を生みだすと、H.R.Co-opは考えます。

 デジタルテクノロジーが取って代わることのできない、あらゆる人々の魅力がいきいきと感じられる社会を、またそれが誠実で公正な経済活動を生みだす社会の実現を、H.R.Co-opは目指します。

「H.R.Co-op」バリュー

1.自ら魅力的であれ。それ以上に、人の魅力を引き出し活かせ。

 人の魅力を引き出し活かす関わりあいこそ、未来を創造的に描き、確かに将来へと歩む力を生みだし、人間同士が関わりあい、働き、学び、支えあう価値、キャリアコンサルティングの成果、さらに自分自身の魅力までも高めると、H.R.Co-opは考えます。

 たとえば、「自分には長所なんて、強みなんて、魅力なんて見つからない」という人々がいます。そのようにおっしゃる人々は、確かに今まで生きてきて積み重ねた経験から、自分の長所・強み・魅力を発揮できた場面や、自覚できた場面が少なかったのかもしれません。数々のキャリアコンサルタントも、そのような相談者の長所・強み・魅力を見つけるために、さまざまな技能や道具をもって面談に臨んでいます。しかし、そもそも長所も、強みも、魅力もない人間なんて存在するのでしょうか。誰にも長所・強み・魅力を感じてもらえない人なんて存在するのでしょうか。長所・強み・魅力は、見つけなければ存在しないものなのでしょうか。

 たとえば、誠実な人、公正な態度の人に触れ合ったとき、その人間性を、長所としても、強みとしても、魅力としても、まったく誰も感じないでしょうか。人が安心感や信頼感を得ることができるのは、そういった人と触れ合うときではないかと思います。それは長所や強みや魅力と呼んでいいのではないでしょうか。しかし現実には、それらを長所とも強みとも魅力とも感じない、見つけることができない人々がたくさん存在します。そのような人々との関わりが多かった人ほど「自分には長所なんて、強みなんて、魅力なんて見つからない」と自覚してしまっていることは確かです。つまり、「長所・強み・魅力がない人」が存在しているのではありません。「人の長所・強み・魅力を見つけられない、引き出せない人」がたくさん存在しているのです。

 たとえば、長所も、強みも、魅力も感じてもらえない、見つけてもらえない人とばかり関わるような、企業・学校・組織・団体に所属している人は、はたしてその場所に、信頼を置いて所属し続けたいと思えるでしょうか。たとえば、長所も、強みも、魅力も感じてもらえない、見つけてもらえない人に対して、はたしてその人に、信頼を置いて関わりたいと思えるでしょうか。必要に迫られ関わらざるをえないので、そこにいてくれているだけかもしれません。そして一時、関係ができたとしても、その人の必要を果たしたときに関係は途絶えます。そして、誰かの長所・強み・魅力を、見つけられない、引き出せない、活かせない、企業・学校・組織・団体・人々は、関わることができる人々が狭く限られていく可能性が高いでしょう。

 ですからH.R.Co-opは、人の魅力を引き出し活かす関わりあいを、顧客にも、従業員同士にも、関わるすべての人々にも、最優先します。あらゆる人々が、自分の長所・強み・魅力を活かして、未来を創造的に描き、確かに将来のキャリアへと歩む力を生みだすことができるように関わります。そして、人間同士が関わりあい、働き、学び、支えあう価値、キャリアコンサルティングの成果、各人自身の魅力までも高めることにつなげます。それは、多様性の時代、インクルーシブ社会を生きる上での根幹的態度であるとさえ考えます。

2.誠実に顧客の真の利益を追求し、顧客利益の最大化を目指せ。

 顧客利益の最大化こそ、企業価値やキャリアコンサルタントの職業的地位の向上につながる成果であると、H.R.Co-opは考えます。

 たとえば、キャリアコンサルタントの中にも「キャリアコンサルタントの社会的認知や職業的地位が低い」という立場の人々がいます。確かに、キャリアコンサルタントの職業的地位を向上させるために、さまざまな技能や知識、働き方を工夫・駆使し、さまざまな社会的課題解決に向き合っていらっしゃるということはよく理解できます。しかし、キャリアコンサルタントの職業的地位を向上させるといわれる技能や知識、働き方がいくら多様な課題解決につながったとしても、未来を創造的に描く力を提供できなければ、キャリアコンサルタントの仕事が社会的貢献度や職業的地位は低いものであると批判されても、反論の余地はありません。なぜなら、それは過去や現在の課題を解決したまでで、確かに将来のキャリアへと歩む力を得るという持続可能な利益を、そのキャリアコンサルティングは提供できていないからです。つまり、顧客がキャリアコンサルタントを頼っても、顧客が真に求める持続可能な利益が提供できなければ、たいして役に立たなかったので「キャリアコンサルタントの社会的貢献度や職業的地位は低い」という結論にも達すると考えられます。そして一時、収益化ができたとしても、数々の信頼を使い果たしたときに収益は途絶えます。

 ですからH.R.Co-opは、企業価値やキャリアコンサルタントの職業的地位の向上を直接むやみに追い求めません。まず、顧客利益の最大化を目指し、あくまで誠実に公正に、顧客の真の利益を追求します。持続可能な利益を追求するからこそ、キャリアコンサルティングのみを妄信せず、様々な職業の専門性についての知識や見識を総動員し、必要な専門家との確かな信頼に則った連携から利益創出を目指すこともあります。そういった顧客重視・マーケット重視の態度が、企業価値やキャリアコンサルタントの職業的地位の向上にもつながると考えます。

3.公正な経済活動を活性化させ、従業員利益の最大化を目指せ。

 H.R.Co-opに関わる人々の利益の最大化こそ、企業体力や提供サービスの質の向上につながる成果であると、H.R.Co-opは考えます。

 上述の構図は、なにもキャリアコンサルタントと顧客、さまざまな企業・学校・組織・団体と顧客の関係に限った話ではないでしょう。たとえば、企業体力や提供サービスの質の向上を図るために、従業員や関係する人々などに奉仕精神を求める企業・学校・組織・団体が少なからず見受けられます。確かに、人々の奉仕があればあるほど、組織としての労働力・活動力は一見、一時、向上します。しかし、いずれそういった企業・学校・組織・団体への人々の信頼は失われ、人間関係は破綻します。なぜなら、そこに誠実な関わりがなければ、奉仕する人々は疲弊し、そこに公正な経済活動がなければ、奉仕する人々は生活に困窮し、結果、そういった企業・学校・組織・団体への奉仕を弱め、自分たちがそれ以上疲弊・困窮しないように防衛しようとするからです。それは時に、人と人、人と組織、組織と組織の間に生まれる利益や利便性の相反を生み、そこに対立の構図を生むことも考えられます。かつて収益化ができていたとしても、数々の信頼を使い果たしたときに収益は途絶えます。

 ですからH.R.Co-opは、あくまで誠実に公正に、経済活動を活性化させることを追い求めます。そして、従業員利益の最大化を目指すことを通して、顧客利益をさらに高めることができる企業体力や提供サービスの質の向上につなげます。それはまた、H.R.Co-opに関わる人々の労働生産性や経済活動、お互いの利益創出への循環を活性化していくと考えます。それが、H.R.Co-opが株式会社として設立されている所以でもあります。